部分矯正の重要性

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

矯正治療は子供のものというイメージがある。
確かに8割以上は子供、もしくは若い女性の患者さんである。ただ今後は歯周病で歯が動いてしまう患者さんに対しての部分矯正(LOTとかMTMと言われる)が重要になってくるだろう。
子供にも予防矯正といって、大人の入れ歯のような装置を使って行うものがあるが、これとは違う。
歯周病になると歯の周りの骨が溶けてしまい、歯が動いてしまう。すると全体のかみ合わせが崩れて、下の前歯が飛び出し、その結果上の前歯が押し出されるのだ。
フレアーアウトというのだが、50歳以上の歯周病の方に多い。
矯正専門医の先生の発想と一般歯科医の発想は、部分矯正では異なってくるのである。
どちらがいいとかではなく、治療計画のなかで上手く連携が必要である。
IMG_0015_R初診 重度歯周病

IMG_0787_R現在治療中 歯肉も綺麗になっている。