真間小学校の歯科検診

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

今日は校医をしている真間小学校(自分の母校)に行った。ちなみに校舎などは全く変わっていないのだが、校門に厳重に鍵がかかっているので、いつも入れない。中で遊んでいる子供達に声をかけ、開けてもらった。

当然であるが、当院の患者さんが多かった。子供達に「うちの先生だ!」と言われると悪い気はしないものだ(笑)
うれしそうに、挨拶してくれる。。。

ここ10年で虫歯は確実に少なくなっている、ただし歯並びが悪かったり、将来矯正になりそうな子供がほとんどである。虫歯が少ないかわりに、歯肉炎も多い。約8割が歯肉炎だろう。歯石がついてる子供も多い。

そのなかで、虫歯のない子を選んで市川市のコンクールに推薦するセレクトもしないといけない。全員の中から選ぶのだが、6人残ったうちの半分が当院で定期健診している子だった。
ただ、コンクールは治療行為がしてあると出れないのだ。。矯正装置でも駄目である。
しかもシーラントという予防的なフッ素コーティングがしてあっても駄目なのだ。。

歯科医院で定期的に管理してるからシーラントや矯正装置が入っていて、なおかつ虫歯がないのにコンクールには出れないのだ。。
「歯科の介入していない虫歯がない子供」を表彰するという。。なんとも的外れな企画である。しかも選考委員に歯科医師もいるらしい。。

それならば、歯科医師の予防の努力という意味がなくなるんじゃないだろうか?シーラントがしっかりしてあって、矯正の拡大装置が入っている子供に金賞を与えるべきである。なんかおかしい。。。