歯科医師の定年、寿命について考える

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

歯科医師には定年というものがない。70過ぎても頑張ってしまう先生が多い。
最近 69歳で歯学部に入った人もいるようだが、まったく意味がわからない。肩書きだけ欲しいのだろうか。卒業してから仕事など出来るはずがない。自分にかかる 学費を若い歯学部に通えない(学費とかの問題で)人に出すほうがよっぽど社会のためだと思うが。。。よく大学も入れたな?と思う。話題を提供したかったの だろうか?逆に生徒だったら行きたくないけどね。個人的意見なので反論にはコメントしない。

歯科医師の定年は最も繊細で、神経を使う仕事にもかかわらず自己申告である。
知り合いの先輩のお父さんは息子に対抗して、80才近いのにインプラントを始めるらしい。患者さんがかわいそうだ。やるならもっと早く勉強してやるべきだろう。
陶芸やゲートボール始めるのとはわけが違うのだから。。。年取ってもチャレンジするのはいいことだが。。。意味がわからない。もっと他にすることあるだろう。
つ いでにいうと日本の勲章制度?も意味がないと思う。表彰するなら脂が乗っている人やこれから伸びる人に栄誉や資金を与えるべきじゃないのだろうか?すでに 功績がある人はみんなわかっているのだから、あえて必要ないんじゃないだろうか?貴重な税金だし。テレビでみても車椅子の方とか代理の奥さんなんかがも らっているのを見ると、いつも不思議に思ってしまう。

話がまた横にいってしまったが。。。元に戻る。
まあ患者さんも、なじみの方だけになり、そんなに忙しくはないのかもしれないが。。。
仕事してしまう原因として
①仕事以外にすることがない(仕事のレベルはあえて語らないが)
②借金がある。子供の学費など
③将来のビジョンがなく来てしまった。。息子に継がせる程度はある人が多い。
④退職金がない(個人経営の場合)ので家計のため

などが考えられる。歯科医師として脂がのるのは30後半から50後半までの20年間だと思う。この間にいかに勉強し、流れにのることが大事。
ただ、これからの時代は少し先に出ていないと、患者さんからの信頼を得ることはできない。自分も30後半でそろそろ40になる。

今インプラントして20年経過を見れるのは60歳になったときなのだ。。。10年経過でも50歳!時間がない。。。

そう考えると残された歯科医師人生も短いなと時々思う。将来構想にも色々あるが、地域において歯科医院が存続すればいいと思っているので、子供が継ぐとかというレベルの話は考えていない。

自分が表に出るのではなく、一歩いや三歩位退いて、有望な先生を後押しするような年老いた歯科医師になりたいものだ。その段階で負けない知識、技量を身につけるため毎日歯科のことを考えないといけない。まああまり苦にはならないけど。

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