CTユーザーミーティングに参加

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

土曜、日曜とヨシダのCTユーザーミーティングに参加。今回は2日間の開催であっ た。たまたま座った席が親しくさせてもらっている先生の隣(実はCTを買うように勧めてくれた先生)であった。多分来年はスピーカーになるはず。。。そし て久しぶりに弘岡先生に会ったので新年の挨拶と近況報告、色々情報を教えてくれた。講演会を抜け出して話をしていたら、たねいち歯科の上野事務長にもお会 いした。会場でも友人の先生にも会ったし、やはり歯科は狭い世界だ。

話をもとに戻すと。。。
歯科用CTは当院ではなくてはならない存在になっている。導入して2年以上たつが、インプラント中心の運用になるかと思いきや、さまざまな症例に用いている。

例えば
①親知らずの神経に近い場合
②埋伏歯や過剰歯の位置
③根管治療(神経の治療)や歯の破折など
④口腔外科疾患(唾石、顎関節、骨折などの外傷)
⑤重症歯周病の治療計画(歯を残せるのか。。。)
⑥矯正治療(矯正用インプラントや移動の限界を見れる)
⑦上顎洞炎(蓄膿)などの診断
⑧歯科ドック的な使い方(将来予測ができる)                
その他、色々応用できる。

患者さん達にも認知されてきているようだ。ただ非常に高価な器械なので、すべての歯科医院に導入はできないと思う。そこで今年は地域において有効にCTを活用するという観点から、もっと開放的にいきたいと思っている。

というのは、もっと近隣の歯科医院とリンクしてCTだけ当院で撮るような連携ができれば。。。と思っている。そうすれば混合診療にならないはずだし、わざわざ高い器械を買わなくていいし、患者さんもCTを取るためだけに大学病院などに行く手間が省けると思う。

ド クターとして患者さんを他の歯科医院に紹介するというのは、とても勇気がいる。患者さんを取られるんじゃないか?というのが本音だろう。これは良くわか る。ただ診断のレベルがあがり、確定診断に近いものがでるメリットは計りしれない。歯科医、患者さんとお互いハッピーなんじゃないだろうか?

そのためには当院も出し惜しみというか、自分の医院の患者さんだけよければいいという発想も駄目だろう。

というわけで、開放型病院というわけにいかないが、もっと連携、活用していきたい。
こちらの予約も取る必要があるので費用や予約の取り方、そして診断までつけるのか、など色々課題はあるが検討していきたい分野である。現在は友人の歯科医から紹介される程度なので、メールで紹介医とコンタクトとれたりというシステムを構築しないといけない。
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熊本の中村先生の講演。すばらしい。。。こんな仕事がしてみたい、というか出来るようにならないと。熊本に住んでる時に見学に行けばよかったなぁ。。。でも当時は無理だったと思うけど。(理由はいろいろとあり。。。)
明日は横浜でAHAの実習なので、はやく帰って予習しないと。。。

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