総義歯の勉強会

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

昨日は診療終了後に総義歯(入れ歯)の勉強会に参加。市川には日本でも有名な総義歯の村岡先生がいるのだが、2時間教授してもらった。少人数なので、とてもいいと思う。自分でおみやげに買っていった今川焼きを食べながら聞いていた。
村岡先生の著書も読んだことがあるので、復習できた部分も多かった。23時までやっていたけど、あっという間でとても参考になった。

た だ日常的に総義歯の患者さんは当院にはあまりいない。。。というかほとんどいない。この3年で2~3人くらいじゃないだろうか?これには地域性なんかもあ ると思う。当然部分的な義歯の方はいるけど。。当院では総義歯でも下あごに2本のインプラントを入れている方が多い。格段に満足度は上がる。

若い先生も熱心に聞いていたが、はたしてこれを試す患者さんがいるのだろうか?と疑問に思った。大学でも総義歯の医局に残っても数えるほどの症例しかないのではとも思う。

逆に義歯の勉強は60代くらいの先生が受けたほうがいいんじゃないか?とも思う。
この年代の先生の診療室には入れ歯の患者さんも多いだろうし、患者さんも多くないだろうし、時間がとれていいのではないだろうか?

60歳からの総義歯セミナーなんてやったらどうだろうか?面白そうだけど。(今度提案してみよう。)

今、総義歯の理論、形なんかを理解しておくことは大事だと思う。歯科のすべての基本は総義歯に集約されている気がするから。みんなインプラントや審美などに心惹かれるのかもしれないが、最高の審美は総義歯でないと回復できないものが多いということを理解する必要がある。