インプラント上部構造の磨耗

投稿日:2015年1月22日

カテゴリ:インプラントブログ

患者さんにインプラントはどのくらい持ちますか?とよく聞かれる。インプラントの長期デー タは45年ほどである。なんだそんなもんか?と思うかもしれないが、60歳でインプラントして80歳で亡くなるとして20年経過なんである。一生持ちます かと言われて、60代の場合はいいのかもしれないが、20代でインプラントした場合、正直60年間トラブルなしとは考えにくい。。。この場合、一生持つな どとは言えないし、たとえ60代の人でも一生持つとは説明しない。患者さんによって咬む力、周囲の歯の状況、全身的な要因が全く異なるのだ。。。
一 生使えるように、お互いメインテナンス頑張りましょうとしか言えない。そのためには誰にでもインプラントを勧めるわけではない。インプラントが長期に安定 できる状態にある患者さんにしかお勧めしないようにしている。またインプラント本体は問題なくても、上ののる上部構造(人工の歯)は磨り減ってくる。車の タイヤと同じで、定期的に交換、修理する必要性があるのだ。。ここが、将来のインプラントの問題点になってくると思う。