口腔がん勉強会〜市川市岸田歯科口腔外科ブログ

月初めの月曜は歯科医師会での口腔がんの勉強会である。
今回は東京歯科大学口腔外科の柴原先生の講演である。
内容は「歯肉がん」である。いつものように司会進行を行った。

約2時間の講演だったが、内容も素晴らしかった。いつも思うが、東京歯科大の先生はプレゼンが上手である。

今回のポイントは
①レントゲン所見と病理所見が一致しない場合もある。必ずしもレントゲンで異常な骨吸収像があるわけではない。

②初診時にわかる場合は少ない。抜歯後の治癒不全で「がん」と判定される事が多い。歯周病との鑑別が専門医でも困難な場合あり。

③歯肉がんは予後（治りが悪い）に問題がある事が多い。進行が早い。転移しやすい。

それにしても、いい勉強会であった。