あごの痛み、違和感〜顎関節症 市川市 岸田歯科口腔外科ブログ
投稿日:2015年1月11日
カテゴリ:医院ブログ
顎の違和感、痛み、音がする、口が開かない、筋肉痛、頭痛など。。色々な症状の総称を顎関節症という。最近は芸能人やアナウンサーもなったりするので、市民権?を得た状況になっている。
普通、病気の場合は心臓病、肝臓病といった感じで病気表記される。顎の病気?の場合は症状が多いので、顎関節症といった表現になる。
症状は上記であるが、原因や対応策は色々ある。
(原因)
歯ぎしり、食いしばり、ストレス、固い物を食べた、大きく口開けたなど。。また成長期によるものもある。可能性として歯並びや親知らず、噛み合せも考えられる。。
(症状)
顎の違和感、痛み、音、開口しにくい、筋肉痛、頭痛など
(対応)
マウスピース:寝ている間に装着して歯ぎしり、食いしばりに抵抗する
薬:痛み止め、筋肉をほぐす薬など
日常生活の制限:あくび注意、固いもの×、大開口×など
マッサージ:痛いときというより、慢性のときに
パンピング:関節の水抜きみたいなもので、症状の強いものが適応。関節内の洗浄や薬剤注入が可能
矯正治療:歯並びを適正にすることで、治癒の方向に向かう
一般的には
①マッサージ、鎮痛剤、日常生活の制限が治療のスタート。
②ついでマウスピースの使用:マウスピースも柔らかいもの、固いものがある
③マウスピース経過観察:ここで大体8割以上がよくなっていく。
④安定させるために、しばらく使ってもらう。明らかな原因でない限り、歯は削らない方針。
ここで治らない場合はMRIを撮ってパンピングだったり、他のストレスなどを詳しく調べる。場合によっては大学病院等に紹介が必要である。
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