歯科医師会の講演
投稿日:2015年1月6日
カテゴリ:医院ブログ
水曜は夜から歯科医師会の講演会に参加。東京歯科大市川病院の口腔外科の教授が変わったので、そのお披露目?と言う感じ。
内容は「がん患者の口腔ケア」というもの。自分のイメージでは、がん患者だから特別な方法で歯科治療が必要なのかというと。。別にしっかりと今まで通りに仕事をすればいいだけの話と解釈している。片倉教授も同じことを言っていた。
ただし白血病などの化学療法に伴う口腔内のケアなんかは、一般の歯科医師に説明してもあまり意味ないし、そのような患者さんは院外に出ないので、見たこともないものは理解しがたい。
自 分は骨髄移植予定患者の治療とか親知らず抜歯などを、医学部の口腔外科にいたので多く経験している。抗がん剤や免疫抑制剤などの力はものすごく、あれは現 実を見たものでないと理解しがたいものである。患者さんの口腔内も口内炎だらけになったり、白血病のタイプによって歯肉が腫れるものや出血しやすいものな んかに分かれる。毎日のように歯科医師や歯科衛生士の専門的な関与が必要なのである。よくテレビドラマでお決まりのように白血病で倒れたり、治療のシーン なんかも出てくるが、現実を見てしまうと、なんでドラマなんかの題材にするんだろう。。と思ってしまう。その瞬間にチャンネルを変えるけど。。
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