添島先生との時間
投稿日:2015年1月6日
カテゴリ:医院ブログ
先週のことだが、熊本の添島先生が亡くなった。日本のインプラントのリーダー的な先生でITIの名誉職もある偉大な方であった。
熊本で勤務している時から、九州インプラント研究会でもお世話になった。想いでは2つある。
1つはまだ若い頃の熊本での話し(今でも若いつもりだが。。)週1で訪問診療をしていた時のこと。。
口 腔ケア希望の患者さんの病棟に行くと、見たこともないような凄い入れ歯があった。正直なところカルチャーショックを受けるくらいの。。適合、かみ合わせも ばっちりであった。患者さんと仲良くなってきたところで、思い切って聞いてみたら添島先生が作ったとのこと。インプラントで有名な先生だが、診療レベルの 高さに驚かされた。それ以降、その義歯を目標にやっているといってもいい。この話は添島先生本人にもしたが、とても自慢げに喜んでいた。
2つ目はインプラント学会専門医を申請するときの書類確認。
申請書類はすでに確認してもらっていたので、指導医のサインもらって終了などと考えていた。
と ころが、申請症例についての質問攻めにあってしまった。。。15分くらいで帰る予定だったので、患者さんを入れていたのだが医院に帰れなくなってしまっ た。。結局2時間も話があり、今後の歯科医師としての目標や研修スタイル、さらには歯科麻酔についてもディスカッションした。妥協を許さない性格というの がよくわかった。
千葉に戻ってからも、学会でお会いすることも多かった。今回は非常に残念だが、教えてもらったことを実践していくことが恩返しと思っている。ご冥福をお祈りしたい。
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