メインテナンスの重要性

当院はメインテナンス率が比較的高い診療所である。理想は100％にしたいが、なかなか難しい。

車に車検があるように、歯にも歯検が必要である。歯は24時間使われ、強大な咬む力にも耐え、細菌や汚れと戦っているのである。本当にお疲れさまである。
車は車検を取らないと道を走れないが、歯は平気である（笑）

そこで歯検（メインテナンス）が重要なのである。基本は3～４ヶ月ごと、状態の安定している場合は半年に1回となる。

みな普段は歯に関心がないが、いざ悪くなると大騒ぎになる。普段からの定期的なメインテナンスによって早めの対応ができるので、トラブルも未然に防げるのである。是非歯科医院でメインテナンスを受けていただきたい。

歯周病とは。。

歯周病は日本に8000万人以上と言われている。
最初にいっておくが、他の病気と違って。。。歯周病は治らないのである。
歯科医師である自分が言うのだから間違っていない。

治るのは本当の初期段階でる軽度歯周病までである。中等度ならば問題なく日常生活がおくれる程度にはなる。重症の場合は抜歯という選択もでてくるし、場合によっては入れ歯だろう。歯周病がコントロールできないと、インプラントもできないし。。

じゃあなんで治療を？と考える人が多いと思うが、進行を止めて、これ以上悪くさせないということがポイントなんである。生まれたときの状態に戻るのではなく、ストップさせるように歯科医師、衛生士達は頑張っている。

歯周病の治る＝進行がとまる　なのである。

進行を止めた後は定期的なメインテナンス（クリーニング）が必要である。

ただ、一番の薬は患者さんが自分の力でしっかり磨くことである。毎日のホームケアなくして解決はできないのだ。